布団や女性用下着からも基準値を上回るラドン検出=原子力安全委

8149点の商品に回収命令

 市場に出回っている一部電気マット、枕、女性用下着、ソファなどから基準を上回る放射性物質「ラドン」が検出されたため、政府は16日にこれらの回収を命じた。

 原子力安全委員会は16日、韓国水脈教育研究協会が製造したパッド、エイチビーエスライフ(旧スリム&スリム社)社製の枕1種、ネガボメディテック社製の電気マット1種、ヌガヘルスケア社製の布団1種、バーズ社製のソファ1種、ディーディーエム社製の女性用下着1種、オシンプラス社製のマット1種、カンシルジャンカンパニー社製の電気マット1種について回収命令を下したと発表した。2013年から19年5月までに販売された基準を上回る製品の数は8149点だ。

 原子力安全委員会の調査によると、これらの製品はラドンを発生させるマイナスイオン物質(モナザイト)を使用し、年間の被ばく量換算で基準値の1ミリシーベルトを上回るラドンが検出されたという。とりわけ韓国水脈教育研究協会のパッドからはラドンが基準値の29倍を上回る29.74ミリシーベルトも検出された。今回回収される製品は改正生活放射線法施行日(7月16日)以前に製造されたもので、この法律は身体接触が多い「身体密着型」製品へのマイナスイオン物質の使用を禁止している。

ユ・ジハン記者
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