財界も激高「北、現代グループの金で核兵器完成させ『兎死狗烹』」

 現代グループの金剛山観光事業は、グループの全体的な業績悪化にもつながった。鄭夢憲会長が対北事業をめぐる特検の捜査を受けて経営に集中できなくなると、現代電子と現代建設がワークアウト(企業改善作業)に突入し、中心的な系列会社だった現代商船も、自動車運搬船などさまざまな肝いり事業を売却せざるを得なくなった。

 08年に韓国人観光客のパク・ワンジャさんが北朝鮮軍の銃撃を受けて死亡し、金剛山観光が全面的に中断した後も、現代グループの試練は続いた。鄭夢憲会長の後、妻の玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が経営を継承したが、海運業が厳しい不況に突入し、経営危機が深刻になったのだ。結局16年に現代証券を含む金融系列会社まで売却対象となり、現代グループは対北事業開始から20年で中堅企業レベルまで規模が縮小した。

 現代グループが没落する間に、韓国から入ってきた資金と金剛山観光事業を通じて莫大なカネを手にした北朝鮮は、核兵器の製造に熱を上げた。米国をはじめとする国際社会の圧力と経済制裁が続く状況でも、北朝鮮は核開発を続けた。

 国内外の専門家らによると、北朝鮮は現在、数十基の核兵器を保有していると推定される。バーウェル・ベル元在韓米軍司令官兼韓米連合司令官は11日、駐米特派員出身のジャーナリストの会、韓米クラブに送付した文書で「北朝鮮が、韓半島では核兵器を使用する力量を確保したと判断する」と伝えた。

 財界関係者は「核兵器開発と現在のわが政府の一方的な『求愛』によって、北朝鮮は南北関係で確実な主導権を握ったと判断しているだろう」として「20年間、政府を信じて厳しい試練を甘受してきた現代グループだけがスケープゴートとして残った」と話した。

チン・サンフン記者
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