【コラム】K-POPがハングルを通じて与えてくれたチャンス

 言語・文化などを通じた国の魅力アップ。米ハーバード大学のジョセフ・ナイ特別功労教授が説いた「ソフトパワー」をこれほど見事に示す例があるだろうか。蓄積された文化遺産で築いた「韓国」ブランドの底力はK-POPをはるかに上回る。1990年代に始まった韓国ドラマ人気やKビューティー、Kフードなど、ブームが冷めたかと思うとまた火がつき、大陸をリレーするように移動しながら海外ファンを行列させる文化的「沸点」があった。しかし、これまでこうした「Kブーム」は主に特定の文化・社会のコンテンツに限定されていたのも事実だ。

 全世界のデジタル世代はさまざまなプラットフォームですぐに韓国を吸い寄せる。これまで一度もつかめなかったチャンス、つまり韓国の数多くのコンテンツを海外に知らせ、伝える舞台がすぐ目の前に広がるだろう。イギリス的あるいはアメリカ的なものが英語を通じて世界的になったように、今、韓国のものもハングルを通じて世界的なものに飛躍させられる基盤が既にできているのだ。

文化部=崔宝允(チェ・ボユン)次長

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