WTOで発展途上国の地位を放棄した韓国、本当に先進国か?

 ほとんどの先進国基準で見る場合、韓国は疑う余地のない先進国だが、依然として先進国と見るには無理があるとの意見も多い。韓国が先進国ではないという反論のうち、最もよく挙げられているものとしては高い自殺率と長い労働時間だ。前者はOECD会員国の中で1位、後者は2位だ。これに、所得不平等がますます悪化している中、労働生産性と経済成長率は日に日に低下しているというのも減点要因だ。延世大学経済学部のソン・テユン教授は「経済規模や所得のようなハードウエアは韓国が先進国水準に到逹したのかもしれないが、経済のソフトウエア的側面では相変らず韓国は先進国の水準にまで上り詰めたとは言い難い」とした上で、「一例として経済の基礎体力を物語っている1時間当たりの労働生産性はチェコやポーランドと同水準で、その他のいろいろな数値もまだ米国や日本などにははるかに及ばない」と説明した。

クォン・スンジュン記者

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