ルックスで人気に火がついた「バレーボール・アイドル」実力もアップ

 慶尚南道晋州市の善明女子高を卒業したパク・ヘミンは、昨年の新人ドラフトでGSカルテックスに入団した。女性アイドルグループ「TWICE」のメンバー、ツウィに似ているということで、ファンは「奨忠のツウィ」という愛称を付けた(GSカルテックスの本拠地はソウル・奨忠体育館)。しかし、昨シーズンはチーム内にパク・ヘミンのポジションがなかった。同じポジション(レフト)にイ・ソヨン、カン・ソフィ、ピョ・スンジュら強力な先輩たちが勢ぞろいしていたからだ。ところが、ピョ・スンジュがIBK企業銀行に移籍し、今季序盤にイ・ソヨンが足の甲の靱帯(じんたい)断裂で離脱したことから、パク・ヘミンにチャンスが訪れた。先発出場した最近2試合で連続2けた得点を記録するなど、期待に応えている。昨シーズンはわずか8点だったが、今は既に35点を記録している。

 GSカルテックスのチャ・サンヒョン監督は「パク・ヘミンはきちんと準備をしてきた。チャンスを手にした選手が自分の役割をこなすと、監督としては一番気持ちがいい」と言った。第3ラウンドまでイ・ソヨンの出場が難しいだけに、パク・ヘミンはさらに多くの試合に出場しそうだ。パク・ヘミンは「(ルックスのことで)多くのファンが知っていてくれているので、実力をさらに伸ばしていいところをお見せしたい」と語った。

 両選手の実力アップがプロ・バレーボールの興行にも影響を与えるだろうと期待する声もある。動画共有サイト「ユーチューブ」にはコ・イェリムとパク・ヘミンの「直キャム」(ファンが直接撮影した動画)をはじめ、さまざまな動画が編集後にアップされている。各動画投稿の再生回数は数万回に上る。あるバレーボール関係者は「ファンを引きつけるにはスター選手が必要だ。ルックスと実力を兼ね備えたコ・イェリムとパク・ヘミンはバレーボール人気アップにプラスとなる役割を果たすかもしれない」と語った。

イ・スンフン記者
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