テコンドー:蹴りがよく見えるようスリムフィット道着導入

テコンドー:蹴りがよく見えるようスリムフィット道着導入

東京五輪の新道着決定

打撃ポイントが正確に分かり、判定上の問題減らすため

 テコンドーの選手たちが伝統的な道着に代わってスリムフィット・スタイルの道着で来年の東京五輪に臨むことになる。

 世界テコンドー連盟(WT)は8日、ロシアのモスクワで2019年執行委員会を開き、今月6日と7日のワールド・グランプリ・ファイナルで試験的に使用した新しい競技服(道着)を認めることにした。選手たちはこの大会でレギンスのようにフィットする下衣をはいて試合をした。上衣も従来の道着より体にフィットするタイプだった。

 WTは執行委員会会議で、上衣は今回の大会の材質とデザインをそのまま使うが、イスラム圏国家の拒否感などを反映させ、下衣は体にフィットするレギンススタイルではなく、従来道着より幅をせまくしたデザインにすることにした。下衣の色については近く特別委員会を構成して話し合う予定だ。

 テコンドーの新しい道着は今年9月に千葉県で行われた東京五輪テストイベント時に初めて公開された。テコンドーの伝統は保つものの、機能性を強化して判定上の問題を減らすという意図が反映された。特に下衣の場合はプロテクターとセンサーが装着された一体型になっている。新しい道着は、これまで袖や下衣のすそに隠れてしまっていた拳や足を完全に見えるようにしており、打撃点が正確に分かるようになる。

 7日に終わったグランプリ・ファイナル68キログラム級で、韓国のスター選手、イ・デフンは同大会5年連続優勝を果たした。今年の男子58キログラム級で3回ワールド・グランプリ・シリーズと英マンチェスターの世界選手権で優勝したチャン・ジュンはWT「今年の男子選手賞」を受賞した。

チョン・ビョンソン記者
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