LG電子、8K OLEDテレビで日本攻略

LG電子、8K OLEDテレビで日本攻略

 LG電子は「外国製家電の墓場」と呼ばれる日本市場に8K OLED(有機発光ダイオード)テレビを投入する。日本や中国の企業に押されて苦戦しているが、8K OLEDテレビでは市場を先取りするためだ。8Kテレビは画面の横方向の画素数が約8000あり、これまで発売されたテレビの中で最高の画質を誇る。

 LG電子は9日、88インチの8K OLEDテレビ「LGシグニチャーOLED 8K」をヨドバシカメラ、ビックカメラなど日本の主な家電量販店で発売したと発表した。

 韓国のテレビメーカーはこれまで日本市場で力を発揮できなかった。LG電子の日本のテレビ市場におけるシェアは2%台で、サムスン電子は2007年にテレビを含む家電事業で日本から撤退した。市場調査会社IHSマークイットによると、日本でOLEDテレビの市場規模は17年の7万5000台から昨年の20万台へと160%以上成長した。今年は32万台、来年には50万台規模に拡大が見込まれる。日本で8Kテレビを発売しているのはシャープだけだ。

 日本法人LGエレクトロニクス・ジャパンの李栄彩(イ・ヨンチェ)社長(常務)は「LG電子は日本でOLEDテレビの元祖企業として認識されるほど技術力を認められている。来年の東京五輪を契機に日本市場を積極的に攻略したい」と述べた。

崔仁準(チェ・インジュン)記者
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