今年初めに故障したフリゲート艦「大邱」、修理完了から1カ月でまた故障

 韓国軍では、今回再び推進システムの欠陥が見つかったことで当惑気味の雰囲気だ。韓国海軍の関係者は「今回の欠陥が前回と同一部分の故障なのかどうかは確認が必要」としつつ「専門機関と共に正確な原因を究明した後、引き続き措置を取る予定」と語った。このように問題が生じているが、韓国軍は大邱系列の3番艦となる新型フリゲートを建造している。韓国海軍側は、大邱は最初の運用を通して艦の問題点を探し出す「先導艦」(1番艦)の役割を果たしているだけに、ほかの艦に比べて故障が多いこともあり得る-という立場だ。

 しかし、韓国軍の兵器システムの問題は、きのうきょう始まったことではない。2014年に旧型の不良ソナー(音波探知機)を積んで問題になった「統営」は、まだ新型ソナーを積むことができずにいる。問題が提起されてから5年たったが、事実上「目が悪いまま」航海しているのだ。韓国海軍と防衛事業庁は「外国企業との法的問題の解決にかなり時間がかかった」と説明した。統営のソナーは来年4月にようやく搭載される予定だ。

 「名品兵器」とPRしてきた複合型小銃K11は、問題点が改善されないことを受け、韓国軍が事業中止を宣言した。韓国大統領府(青瓦台)が「名品ヘリ」と宣伝していたスリオン・ヘリと同種のマリンオンは、メインローターと胴体をつなぐ軸の不良で墜落した。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ専門研究委員は「成果中心の無理な事業推進が繰り返されている」として「問題点が提起されても、兵器導入事業に支障を来さないため押し付け式で兵器システムを導入している」と指摘した。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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