「近所にコンビニが多く、ゲーム時間が長いほど青少年の肥満率が高い」=韓国保健社会研究院

韓国の高校生4200人を調査

 街にコンビニが増えるほど、またゲームや携帯電話などを利用する時間が長くなるほど、青少年の肥満率が高くなるという研究結果が出た。14日、韓国保健社会研究院の報告書『青少年の肥満関連要因についての多層モデル分析』によると、男子生徒はゲームや携帯電話の利用時間が長いとき、またテレビなどスクリーン視聴時間が長いとき、肥満率が高いということが判明した。さらに、家族の所得が低いほど、居住地域にコンビニが多いほど肥満率が高いという傾向を示した。

 街中のファストフード店の数や両親が共働きかどうかなどは、肥満の危険とは明瞭な相関関係を示さなかった。2013年から15年にかけて韓国の高校生4240人と、これらの高校生が暮らす66の市・郡・区の資料を活用し、青少年の個人・家族・地域社会環境要因が肥満に及ぼす影響を分析したところ、このような結果が表れた。青少年4240人のうち、BMI(体格指数)を基準として肥満は269人(6.3%)、太り過ぎは466人(11.0%)で、大部分は正常体重だった。

 報告書を作成したパク・ソヨン京畿大教授は「コンビニが多くなるほど炭酸飲料、砂糖菓子、パンといった飲食物の摂取が増加し、結果的に青少年の肥満に影響を及ぼしている」と分析した。

ホ・サンウ記者
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