文在寅候補に有利な世論操作、「ドルイドキング」キム・ドンウォン被告の懲役3年実刑確定

 韓国大法院は13日、2017年の大統領選を控え、文在寅(ムン・ジェイン)候補(当時)に有利になる世論操作を行ったほか、金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事が国会議員を務めていた当時、補佐官(政策秘書)のH氏に賄賂500万ウォン(約46万円)を贈ったとして起訴された「ドルイドキング」ことキム・ドンウォン被告に対し、懲役3年の実刑を言い渡し、判決が確定した。大法院はまた、正義党の魯会燦(ノ・フェチャン)元国会議員(故人)に不法な政治資金5000万ウォンを提供した罪についても、二審同様に懲役6月、執行猶予1年を言い渡し、判決が確定した。

 キム被告は2016年12月から18年3月にかけ、自動入力プログラム「キングクラブ」を利用し、ポータルサイトの記事8万件のコメントや推薦数を操作したとして、コンピューターによる業務妨害罪などで起訴された。許益範(ホ・イクボム)弁護士による特別検事チームは18年末、捜査結果を発表し、「キム被告が世論操作を通じ、17年5月の大統領選に影響を与えようとした」と指摘した。大法院はキム被告が自動入力プログラムを使い、コメントの順位を操作したのは、ポータルサイト運営会社のコメント順位算定業務を妨害したものだとしたほか、キム被告がH氏や魯元議員に金銭を渡した事実も認定されると指摘した。

 問題の事件は18年、ポータルサイト大手のネイバーが「コメント操作」の疑いがあるとして、警察に捜査を求めたことが発端だった。その後警察が捜査を渋ったことから、特別検事が任命され、それから2年、文大統領に有利な方向へと大規模なコメント操作が行われたという事実が大法院で認定されたことになる。

 キム被告にコメント操作を指示したとして、公職選挙法違反の罪などで起訴された金慶洙知事の控訴審は今も続いている。大法院は「今回の判決は金知事とキム・ドンウォン被告が共謀していたかは判断対象ではない」とした。金知事の控訴審は判決を控え、弁論が再開されており、最近の裁判官の定期異動で裁判官の構成も変わった。一部からは「大法院での判決確定までに金知事は4年間の任期を終える可能性もある」との声が漏れる。

キム・ジョンファン記者
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