「FILA」を着たチョ・ジュビン、会社は驚いたが株価は29.7%急騰

 無料通信アプリ「テレグラム」で脅迫によって撮影されたわいせつ画像を共有するチャットルーム「博士部屋」を運営していたチョ・ジュビン容疑者(25)が25日、ソウル鍾路署のロビーに姿を見せた。「FILA(フィラ)」というブランド名が大きく書かれたTシャツ姿だった。チョ容疑者の口からは「悪魔の暮らしを止めてくださり感謝している」という言葉が出た。現場に詰めかけた取材陣は約200人。チョ容疑者の姿と行動は放送やユーチューブなどで生中継され、インターネット上には「悪魔はFILAを着る」といった書き込みが見られた。

 FILAコリアは対応に追われた。担当記者に携帯メールで「チョ容疑者の写真のロゴ部分をモザイク処理してほしい」と要請した。同社は「けさ、国民の憤りを買っている『n番部屋事件』の主犯チョ・ジュビンがFILA製品を着て、カメラの前に立った」とし、「主な顧客層である10代と特別な関係を保ってきたFILAは今回の出来事で深い遺憾と当惑を禁じ得ない」とコメントした。

 しかし、市場の受け止めは異なった。午前9時に株式の取引が始まると、FILAホールディングスの株価が急騰。前日2万850ウォンだった同社株価は29.74%高の2万7050ウォンで引けた。

 ファッション業界関係者は「良いことであれ悪いことであれ、突然注目を浴び、意外な広報効果があったようだ」と指摘した。インターネット上ではFILAの株価急騰が「棚ぼた」と表現された。

イ・ドンフィ記者
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