カカオジャパン「ピッコマ」躍進、漫画の国・日本で「K-ウェブトゥーン」が人気に

 韓国のインターネットサービス企業カカオの日本法人、カカオジャパンが展開する漫画・小説アプリ「ピッコマ」が20日で開始4周年を迎え、日本のコンテンツ市場で躍進している。

 カカオジャパンは19日、ピッコマが昨年10-12月に初めて営業黒字を計上したことを明らかにした。ピッコマは2016年4月にサービスを開始。今年は通年で初めて黒字化を予想する。16年に30億ウォン(約2億6500万円)だった売り上げは、18年には557億ウォン、昨年には717億ウォンに膨らんだ。

 ピッコマが成長する背景には、韓国独特の漫画である「ウェブトゥーン」の存在がある。日本の漫画市場は主に紙が中心だ。ピッコマは当初からスマートフォンユーザーをターゲットにしてウェブトゥーンを配信し、有料・無料のコンテンツの同時提供で日本市場を攻略した。ピッコマのモバイルアプリは累計で2000万回のダウンロード達成を目前にしている。サービス中の作品数は2万件余りに達する。ピッコマの「K-ウェブトゥーン」も人気だ。DNCメディアのウェブトゥーン「俺だけレベルな件」は日本で読者が累計で100万人を超えた。ピッコマの「ベスト・オブ2019」で1位にも選ばれた。今年3月の月間売上高は10億ウォンを突破した。

成好哲(ソン・ホチョル)記者
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