諜報同盟ファイブ・アイズ、「中国が新型コロナ事態を隠ぺいした」と結論

■「発生隠ぺい・操作試みる」

 新型コロナウイルスの発生源について、まず疑問を提起したのは、実は中国の方だった。中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は2月末、「米国でインフルエンザにより死亡した患者たちは、実際には新型コロナウイルスで死亡した可能性があるという日本の報道に注目しなければならない」として、米国が新型コロナウイルスの最初の発生地であるかもしれないと報道した。特に、「重症急性呼吸器症候群(SARS)退治の英雄」と呼ばれる鍾南山・中国工程院院士は2月の記者会見で、「新型コロナウイルスが中国で最初に出現したが、必ずしも中国で発源した(中国を発生源とする)と見ることはできない」と主張した。

 このような主張はそれほど注目されていなかったが、4月になって米国の被害が拡大するにつれ、武漢の実験室からの流出疑惑に発展した。オーストラリア紙サタデー・テレグラフが入手して4日に公開した、米国・英国などの英語圏5カ国の機密情報同盟体「Five Eyes」(ファイブ・アイズ)の報告書は、さらに具体的に書かれている。この報告書は、▲中国政府がウイルスの危険性について医師たちの口封じをした ▲研究室でデータをなくした ▲海外の専門家への標本提供も阻止した、として、中国が新型コロナウイルス事態を隠ぺいしたとの結論に達したという。だが、トランプ政権はまだ武漢実験室起源説に対するスモーキング・ガン(確かな証拠)は提示していない状況だ。

 このような主張に対して、中国は「真っ赤なうそだ」と強く反発している。中国外務省の耿爽報道官は4月24日の記者会見で、「中国がコロナ発生後の情報を共有してきたのは、議論の余地のない事実だ」「中国もウイルスの攻撃を受けた被害者であって、加害者ではない」と主張した。

 米政府は、新型コロナウイルスの原本サンプル公開と武漢研究所に対する国際調査を要求しているが、中国は「調査を受ける理由はない」という考えだ。キム・ウジュ教授は「原本サンプルと実験室ウイルス・サンプルの遺伝子塩基配列を分析すれば、コウモリから来たものなのか、研究所で人が操作したものなのか、手がかりをつかむことができる」と述べた。

キム・ミンチョル先任記者

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 諜報同盟ファイブ・アイズ、「中国が新型コロナ事態を隠ぺいした」と結論

right

関連ニュース
あわせて読みたい