北メディア「口うるさい閔庚旭、不正選挙だと文句…保守は頭おかしい」

　北朝鮮の対外宣伝メディア「わが民族同士」が19日「4月の総選挙で大惨敗し迷宮に追い込まれた未来統合党の連中の間で『不正選挙』との文句が、絶えることなく鳴り響いている」と批判し、未来統合党の閔庚旭（ミン・ギョンウク）議員に言及した。閔議員は「恐れ多くも北朝鮮がなぜここにはい出してくるのか」として「ウニ、サンキュー」と述べた。「ウニ」とは、一部オンラインコミュニティーで北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の呼び名として使われているものだ。

　同メディアはこの日「不正な者たちの不正選挙の打令」と題する記事で「（不正選挙という文句の）先頭では、暴言や妄言、強弁で有名な閔庚旭が『事前投票操作疑惑』、『世の中をひっくり返す選挙操作の証拠の公開』と騒ぎ立てており、『未統党』の上層部のやつらはそれが世論化されることをひそかに期待し、暗黙の支持を送っている」と主張した。

　同メディアはまた「南朝鮮（韓国）の各界は『反省し原因を突き止め、対策を講じるにも時間が足りないのに、どんな力が有り余っていて不正選挙と文句を言うのか』、『依然として頭のおかしい保守』と非難し、激憤を禁じ得ずにいる」と書いた。

　これに対し、閔議員はこの日、フェイスブックに「恐れ多くも北朝鮮がなぜここにはい出してくるのか」「これは北朝鮮も関連していることだったのか」と書き込んだ。また「とにかく私の主張が正規品だということを認めてくれたようなものだから、ウニ、サンキュー」と続けた。

　閔議員はまた「いずれにせよ、これからは本当に四方を警戒し、自分の首がついているか確認してしっかりつかんで出歩くようにしないといけない。まったくもう」「私は絶対に自殺みたいなことをする人間ではありませんよ」と書き込んだ。