ピン札のように束ねられた事前投票用紙、規格外の用紙も…(上)

「選挙不正説」を追及する朴柱ヒョン・元青瓦台特別監察担当官インタビュー

-コンピューターの電算プログラムに変更後の選挙区を入力できなかった業務上のミスではないか。

 「華城市全体(第1-18投票所)管内で比例代表の事前投票を行ったのは8665人と選管に集計されている。ところが、峰潭邑が抜け落ちた第3-18投票所における華城丙選挙区での管内比例代表投票数も同じ8665人だった。峰潭邑の事前投票結果が消え去ったことになる」

-業務上重大な過失だが、華城市選管はどう説明したのか。

 「『管内事前投票を管外に含めて集計した』という主張だけで立証はできずにいる。事前投票の場合、何人が投票したのかは該当投票所では集計されない。中央選管の電算システムで集計し、その投票所では何人が投票したと通知する方式だ。中央の電算プログラムで投票数をセッティングしておくことができることになる」

-組織と結び付けるのはあまりにも論理の飛躍だと思うが。

 「総選挙前に選管は500万人の経歴、学歴、納税、前科、兵歴などの個人情報を収集した。それを活用し、『幽霊投票』が行われた可能性がある」

-「幽霊投票」ならば、当事者が投票をしなくても投票したように集計されることになるが、そんなことがあり得るのか。

 「ある高齢者が本投票に出かけた際、『既に事前投票済みだ』と言われた。そうしたケースの報告を随分受けている。今回の事前投票率は過去最高の26.6%だった。これほど多くの有権者が事前投票を行っただろうか」

チェ・ボシク上級記者

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