崔順実氏「なぜ自分はチョ・グク氏のように持ちこたえられなかったのか…彼らの力がうらやましい」

回顧録「私は誰なのか」で明かす

 聯合ニュースによると、崔氏は回顧録で、「今(拘置所の)外では法務部長官候補のチョ・グク氏の終わりのないうそ、娘をめぐる違法な事柄が相次いで明らかになっている。ところが、『違う、知らない』で一貫する彼らの力は果たしてどこから出てくるのかうらやましくさえある。自分はなぜあのように持ちこたえられなかったのか胸が張り裂けそうだ」とも綴ったという。

 崔氏は自身の回顧録を「悔悟記」と名付けた。「過ちを悔やんで悟る」という意味だ。しかし、公開された目次によれば、検察や特別検事に不満を抱いているとみられる部分も少なくなかった。「検察による国政介入の再構成」「朴大統領に収賄罪の濡れ衣」「家族を利用したプリーバーゲニング(答弁取引)」などの目次は、検察や特別検事による捜査過程に手続き上の問題があると主張したものとみられる。

 回顧録の出版社「ハイビジョン」は書評で、「『私は誰なのか』はいわゆる国政介入の主役として有罪を言い渡され服役中のチェ・ソウォン氏(崔順実氏の改名後の姓名)が留置場内で2年にわたり肉筆で書いた獄中記だ」と紹介した。

 崔氏は2017年12月、「感情をコントロールし、人生を振り返る機会になる」とする李ギョン在(イ・ギョンジェ)弁護士の勧めで回顧録を書き始めたという。崔氏は11日に大法院での判決を控えている。

イ・ミンソク記者

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