【独自】呉世勲氏の選挙妨害した「大学生進歩連合」の2人、金福童奨学金を受給

「挺対協批判した慰安婦被害者8人、碑の名簿から外された」

【独自】呉世勲氏の選挙妨害した「大学生進歩連合」の2人、金福童奨学金を受給

 今年4月15日に行われた総選挙で、野党・未来統合党の候補者たちの選挙運動を妨害した容疑で立件された親北朝鮮系の学生団体「大学生進歩連合」のメンバーたちが、「金福童(キム・ボクトン)奨学金」を昨年受給していたことが5日、分かった。金福童奨学金の受給者選定は、尹美香(ユン・ミヒャン)議員=共に民主党=が理事長を務めていた慰安婦被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が主管した。

 これは、複数の司正機関の関係者が同日、「ソウル・広津乙選挙区から出馬した未来統合党の呉世勲(オ・セフン)前ソウル市長の選挙運動を妨害した容疑で立件された大学生進歩連合所属メンバーのうち、2人が昨年「金福童奨学金」を受給していたことが分かった」と明らかにしたものだ。大学生進歩連合所属メンバー19人は今年3月12日から20日まで、呉世勲氏の選挙事務所前の遊説現場で選挙運動を妨害した容疑で一斉に立件され、このうち証拠隠滅の懸念などがある2人が拘束された。「金福童奨学金」を受給したメンバーたちは加担の程度が比較的軽かったなどの理由で書類送検にとどまったという。

 尹美香議員は当時、共に民主党の比例衛星政党「共に市民党」の比例名簿順位第7位で出馬していた。このため、野党では「大学生進歩連合の組織的な落選運動に共に民主党が関与しているのではないか」という疑惑が取りざたされている。呉世勲氏は「金福童奨学金受給者が共に民主党と連帯して未来統合党候補の落選運動を実施したのか、徹底的な検察の捜査が必要だ」と述べた。

 一方、尹美香議員が常任代表を務めていた韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協、正義連の前身)が、自分たちと対立していた慰安婦被害者の多くを「慰安婦被害者をたたえる碑」の名簿から除外していたという疑惑も取りざたされている。少なくとも8人の慰安婦被害者が「挺対協の募金執行は不透明だ」と指摘した後、碑の名簿から名前が外されていたことが分かった。未来統合党の郭尚道(クァク・サンド)議員は「自分に対して反旗を翻した慰安婦被害者たちを碑から意図的に外したものなのか、公の場で尹美香議員に問いたい」と述べた。

キム・ヒョンウォン記者
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