【独自】孫娘「死んだ所長が祖母のお金引き出した」、正義連「慰安婦被害者の息子がカネをくれと要求」

ソウル・麻浦の慰安婦被害者施設、最後までいた吉元玉さんも退居

 チョさんによると、チョさんは所長が死ぬ数日前、所長にテキストメッセージを送ったという。その内容は「正しくやらなければならない。正しくやるには、時には骨を削るような痛みが伴うこともある。それでも正しくやらなければならない」というものだったとチョさんは説明した。その後、所長が死んでいるのが発見されたということだ。チョさんは「こんなことになって胸が痛む」「人が死んだのに、私が何のあれ(批判)をするだろうか。ただ覆ったままにしておくことにする」と語った。また、「所長がまるで娘のように母(吉元玉さん)によくしてくれたのも事実だ」とも言った。

 正義連側の関係者は匿名を前提に、本紙に「お金に関するチョさんの主張は事実と違う」と説明した。この関係者は「吉元玉さんの息子が所長に接近し、お金をくれと要求してきた。所長は証拠資料をすべて集めていた」「吉元玉さんがお金を渡してほしいと言ったので、所長が亡くなる前、息子に数千万ウォン(数百万円)渡したと聞いている」と語った。

 同日午前8時ごろ、吉元玉さんは仁川の息子(チョさんの夫)夫婦の家に移るため、ソウル市麻浦区の施設を出た。これにより、同施設には慰安婦被害者が1人もいなくなった。

 麻浦区の施設の実質的な所有者であるミョンソン教会側は「施設が空の状態のまま残ることになれば、教会が施設を提供した当初の目的は終わったことになるので、原状回復をしなければならないのでは」と語った。

仁川=チョ・ユジン記者
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  • ▲吉元玉さん 写真=聯合ニュース

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