金於俊を批判した出演者を再び呼んで謝罪させたKBS

 司会者のチェ・オク氏はこの日「失望したせいなのか、チャットルーム(視聴者がリアルタイムでコメントを投稿する機能)にあまり人が入ってこなくて、先週の放送の視聴率も低かった」と硬い表情で番組を始めました。該当の回の視聴率は2.4%(ニールセン・コリア調べ、全国基準)で、通常より低いものでした。制作者のキム・ヤンスン・チーム長は、腹を立てたファンたちをなだめるように話しました。「金於俊氏が黒幕論や陰謀論、このような言葉を口にしていないのは全て分かっている。朝・中・東(朝鮮日報、中央日報、東亜日報)が政治的な陰謀から、使ってもいない用語に言及して問題を膨らませたということを知っているので…」

 『ジャーナリズムトークショーJ』は初回放送から2年間、ずっと「政府寄り」との批判を受けてきました。出演者で評論家のカン・ユジョン氏はこの日「保守メディアの行き過ぎた陰謀と画策に反応することが私どもの中心(的な目的)だった」と話しました。特定の政派を擁護するこの番組の「ファンダム(熱狂的ファンの集まり)」はそういう意味で確実なのです。金於俊氏が聖域となり、制作陣が『ニュース工場』を怖がる理由がここにあるのです。

 この日、番組の視聴者数百人が集まったチャットルームには「金於俊批判ができてこそジャーナリズムトークショーではないか」「ジャーナリズムトークショーは『ニュース工場第2中隊』と告白してはどうか」などのメッセージが書き込まれました。このうちの一つを引用したいと思います。「手のひらで空を隠していますね(真実を適当にごまかして隠そうとしている)。他番組の批判であればこんな(悪質な)コメントがつきますか? 本当にそうお考えですか?」

ソン・ホヨン記者

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