顕忠院「親日派破墓イベント」に2500万ウォン出した韓国報勲処

きょう大田顕忠院でパフォーマンス

 国家報勲処が、雲巌金星淑先生記念事業会の顕忠院「親日派破墓」行事に2500万ウォン(約223万円)を後援していることが12日までに判明した。光復会や雲巌金星淑先生記念事業会など一部独立運動団体は、親日履歴のある顕忠院埋葬者の墓を掘り返すべきだと主張しているが、現行法では不可能だ。こうした状況で、顕忠院を担当する報勲処がこれらの団体の「破墓イベント」を後援するという恰好になった。

 記念事業会は、国家報勲処などの後援を受けて13日に国立大田顕忠院で「親日と抗日の現場 顕忠院歴史立て直し」イベントを開催すると発表した。さらに、今回のイベントで墓の掘り起こしパフォーマンスをやる予定だと明かした。与党「共に民主党」の趙承来(チョ・スンレ)、イ・サンミン議員の行事出席も予告された。だが韓国政府内からは「有功者の顕忠院埋葬を支援する報勲処が、顕忠院破墓イベントを後援するのは不適切」という指摘が出た。

 これについて報勲処は「記念事業会が顕忠院探訪イベントを申請し、予算を支援したのは間違いない」としつつも、「当初の計画には墓を掘り起こすパフォーマンスなどは含まれていなかった」と釈明した。その上で「破墓パフォーマンスを中止し、本来の趣旨で行うよう要求する」「公文を送り、報勲処後援という文言も使わないようにする」とコメントした。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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