李相稷議員、総選挙前から「文大統領に野党候補破れと言われた」

 共に民主党の李相稷(イ・サンジク)議員がイースター航空の賃金遅配や選挙法違反疑惑の中でも、4月の総選挙で公認を受けて当選したことを巡り、「青瓦台と親文在寅(ムン・ジェイン)勢力の力が働いたのではないか」とする見方がささやかれている。

 李議員は4月の総選挙に先立ち、文在寅大統領の選挙介入を暗示する発言を行って論議を呼んだ。インターネットメディアのプレシアンによると、李議員は2月15日、地元・全州の教会で行った講演で、「3年間大統領に仕えた結果、地元での活動が少なかった。1月にようやく辞表が受理された。(地元で)セヌリ党の鄭雲天(チョン・ウンチョン)候補を破れと言われた」などと発言した。中小ベンチャー企業振興公団理事長として在任中に総選挙出馬のために辞任した李氏に対し、文大統領が出馬を激励したと取れる発言だ。論議を呼ぶと、李議員は「大統領の発言ではない」と弁明した。しかし、選管は選挙法違反の疑いがあるとして、検察に告発した。

 李議員は昨年12月、中小ベンチャー企業振興公団理事長として在任中、全州で出版記念パーティーを開いたことも取り沙汰された。また、地元関係者に振興公団から贈答品を送った疑惑でも警察の取り調べを受けた。

 李議員は国会議員として以前にも公職選挙法違反で罰金80万ウォンの判決を受けたが、議員失職条件の罰金100万ウォン以上に該当せず、議員職を維持した。

パク・サンギ記者
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