【萬物相】「そんなことやっても住宅価格は下がらない」

 複数の住宅を所有する青瓦台の首席秘書官や長官たちは、あらゆる非難を浴びてもピクリともせずに所有住宅を手放さない。今年4月の国会議員総選挙時、「No No 2住宅」国民運動、売買誓約などさまざまなショーをしていた与党議員のうち、40人以上が複数の住宅物件所有者だ。「不動産投機との戦争」が盛んだった時、青瓦台報道官は巨額の銀行ローンを抱えて全財産を投じて「優先分譲権」に投資した。そうして最近になって家を売る時、複数の人々が選挙区にある家を捨てて、(ソウルの高級住宅街)江南の「利口な1棟」を選んだ。言葉は違っても、本音では「不動産不敗」「江南不敗」を強く信じているのだ。

 大統領は「不動産問題には自信があると言い切りたい」「投機との戦争では絶対に負けない」と言ってきた。大統領は陳聲準議員が本音を見せたその日も、国会で「不動産投機ではもはやもうからない」と言った。だが、大統領の言葉、政府の対策を信じる国民はそれほど多くはなさそうだ。その代わりに、高級官僚や与党の中心人物たちが実際に取る個人的な行動や、マイクのスイッチが切れていると思い込んで口にする本音の方に注視している。

イ・ドンフン論説委員

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