米国務省高官が「LGユープラスのような企業には、信じられないサプライヤーを排して、信頼できるサプライヤーに乗り換えることを求める」と述べた。韓国の通信キャリアで唯一、ファーウェイ製の機器を使用しているLGユープラスに対し、排除に加わるよう圧力をかけたわけだ。
米国務省でサイバーセキュリティーを担当するロバート・ストレイヤー次官補は21日(現地時間)に、米国の5G安保政策に関するブリーフィングを行い「われわれはこれを非常に大きな安全保障上の問題であると考えている」と述べた。
ストレイヤー次官補は「ファーウェイのような企業は透明性がなく、知的財産権の侵害を含んだ非倫理的で不法行為を行った経歴がある」とし「ファーウェイとZTEのような信頼できない、危険性があるサプライヤーを、5G通信網の一部であっても参加させることは、システムの障害、操作、スパイ行為に対しぜい弱にし、敏感な政府、企業、個人情報を危険にさらすこと」と語った。
しかし、ストレイヤー次官補は「LGユープラスがファーウェイ機器を排除した場合、米国がどのようなインセンティブを与えるか」という質問に対して「いかなる財政上のインセンティブも与えることはない」と答えた。
ワシントン=キム・ジンミョン特派員