「少女像の前で贖罪する安倍像」をどう思いますか?

江原道平昌郡の植物園で8月10日公開
ネット上で賛否分かれる

 だが、一国の現職首相を謝罪すべき対象として表現した点が、外交的欠礼になる可能性があり、韓日関係に肯定的ではないという批判も出ている。

 「個人の作品だが、正直言って外交的負担感が感じられる」(チャン・ソン*)、「いくら嫌いで憎くても、このような人格冒涜(ぼうとく)は違うと思う。日本人が文在寅(ムン・ジェイン=大統領)のことをこのようにしたらどうなるだろうか」(キム・ジョン*)といったネットユーザーの指摘も相次いだ。

 このほかにも、「恥は誰がかくんだ? 既に全国に115体くらい同じものがあるのに」(ファン・ジョン*)、「学生たちの演劇の一場面ならまだしも…本当に幼稚ですね」(Min*)、「見たらすぐにため息が出ますね」(チェ・ミン*)、「趙廷来が持つ歴史意識のレベルの低さはこれほどだったんだな」「うんざりだ。少女像。尹美香(ユン・ミヒャン=国会議員、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯前理事長)をまず責めろ。金もうけはやめて」(ヒョン・ジ*)といった批判的な意見も寄せられた。

 製作趣旨について、キム・チャンニョル園長は「少女像はたくさんあるが、それだけを設置するよりは、責任を取ることができる人が申し訳ないと謝罪する形にすればいいだろうと思い、作ることになった。贖罪の対象も確実に形にする必要があったので、少女像の対象を安倍首相で象徴させて作った」と説明した。

 来月10日に行われる彫刻の除幕式には、趙廷来氏、元国会議員の元恵栄(ウォン・ヘヨン)氏、環境活動家のチェ・ヨル氏、イ・スンギョム新丘大学総長、イ・ビョンギル法務法人太平洋常任顧問らが出席する。

キム・ジュヨン記者

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  • ▲8月10日に公開されている「永遠の贖罪(しょくざい)」(A heartfelt apology)ワン・グァンヒョン作。

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