文政権発足3年で捕まえたスパイはたった3人

李明博・朴槿恵政権の26件に比べ4分の1…「それも朴政権時代に認知した事件」

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足してからの3年間で摘発されたスパイはたった3人であることが判明した。2011年から17年までの間(26件)と比べ、およそ4分の1の水準に減っていた。

 1日、自由民主研究院が韓国国会および国防部(省に相当)、国家情報院(国情院。韓国の情報機関)の資料などをまとめて作成した統計によると、1980年代(1980-89年)の時点で167件に達していたスパイ摘発件数は、90年代(94件)、2000年代(16件)になって減少した。その後、保守政権になった2011-17年には26件と小幅に増加したが、17年に現政権が発足した後は3人と再び減った。年に1人の割合だ。

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 公安機関の関係者は「摘発された3人も朴槿恵政権時代に(容疑を)認知し、摘発工作を展開していたスパイ」だとして、「文在寅政権になって新たに着手したスパイ捜査はないとみるべき」と語った。

 統計資料を作成したユ・ドンヨル自由民主研究院長は、現政権になってスパイ摘発件数が急減したことについて「韓国政府の対共機能弱体化の試みで警察や国情院、軍事安保支援司令部(旧機務司令部)など対共捜査官らの士気が低下し、捜査力量も微弱になったから」と指摘した。

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キム・ウンジュン記者
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