大田浸水被害の最中に破顔大笑、黄雲夏議員は謝罪するもその後出演番組で「メディアが悪意のねつ造」「授業料払った」

「テレビのニュースに出ているのを知らなかった」と弁解…写真の中の5人は親チョ・グク「チョロム会」の会員

大田浸水被害の最中に破顔大笑、黄雲夏議員は謝罪するもその後出演番組で「メディアが悪意のねつ造」「授業料払った」

 大田の大雨災害を伝えるニュース画面を背景に、仲間の議員らと笑っている写真が公開され、問題になっている与党・共に民主党の黄雲夏(ファン・ウンハ)議員が31日「思慮が浅かった」とコメントした。

 黄議員はこの日未明、フェイスブックに「水害の被害者の方々に少しでも心の傷になったと考えると、非常に申し訳ない思い」との考えを示した。ところが黄議員はこの日午後、KBSラジオ番組「チュ・ジヌ・ライブ」に出演し「メディアによる悪意のあるねつ造と考えるか」との質問に「そうみている」「高い授業料を支払ったと考えている」と述べた。これをめぐってネットでは「謝罪は口だけだったのか」などの批判が相次いだ。

 この問題は、開かれた民主党の崔康旭(チェ・ガンウク)代表がフェイスブックに掲載した写真が発端になった。この写真で黄議員は崔代表、民主党の朴柱民(パク・チュミン)、李在汀(イ・ジェジョン)、金南局(キム・ナムグク)、キム・スンウォン、キム・ヨンミン議員らとテーブルに座り、楽しそうに笑っていた。テレビには大田で浸水被害が発生したことを伝えるニュース特報の字幕で映っていた。この写真が広がると、ネットでは黄議員に対し「自分の地元が災害で苦しんでいるのに、あんなに笑っている」などの批判が出た。

 問題となった直後、黄議員はフェイスブックに「テレビでニュースが報じられているのを知らなかった」と弁解した。「悪魔の編集」「レベルの低い記者の声を聞くメディア」などとも指摘した。その後は世論が悪化したため謝罪文を掲載したが、与党を支持するラジオ番組の司会者が黄議員を擁護する発言をすると、再び「悪意のあるねつ造」と主張したのだ。

 写真に登場する議員7人のうち、朴柱民議員と李在汀議員を除く5人は「チョロム会」の会員たちだという。チョロム会は21代国会発足後、崔代表と黄議員が中心となって結成された。崔代表はチョ・グク元法務部(省に相当)長官の息子に虚偽のインターン経歴書を発給した容疑で、黄議員は青瓦台(韓国大統領府)による蔚山市長選挙介入疑惑容疑で起訴され、裁判が進行中だ。

 写真に写っていた金南局議員とキム・ヨンミン議員は「チョ・グク守護」の先頭に立った人物として知られている。

チュ・ヒヨン記者
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