【萬物相】浸水被害の最中に破顔大笑

【萬物相】浸水被害の最中に破顔大笑

 大統領選挙のある候補者が有力政治家の葬儀に弔問に行った。殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)の応接室に座ると談笑が始まった。数秒後のことだろうか。口のうまい政治家がだじゃれを言うと、その場にいた人たちが一斉に爆笑した。「もしかすると写真を撮りましたか。笑う様子が映った写真が出るのはまずいんだけど」。葬儀の場で爆笑してはならないという思いが一瞬頭をよぎったのだ。幸い笑う写真はなく、後日その候補者は大統領になった。

 米国のオバマ元大統領が英国のキャメロン首相、デンマークの首相ととても楽しそうに笑いながら写真を撮影した。これが南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領追悼式の会場だったことが問題になった。政治家は時と場所に関係なく、カメラが向けられると反射的に笑顔を見せるようだ。

 旅客船「セウォル号」捜索作業中に殉職した消防隊員の告別式で、与党の最高委員が笑いながら記念写真を撮った。出席した消防隊員らが一緒に写真を撮ろうと言ってきたので、断れなかったようだ。当時、野党だった民主党はこれを逃さなかった。「国民と共に悲しむのがいやなら、無理する必要はない。ただし国民の痛みに傷を上塗りする行為はするな」と指摘した。青瓦台(韓国大統領府)報道官がセウォル号事故関連のブリーフィングをする際、笑顔を見せる様子が公開された。ブリーフィング中に言葉を間違え、笑いながら「大変だ」と独り言を言う様子が、NG場面を編集したあるテレビ局に「大事故関連のブリーフィングをしながら笑った」と指摘されたのだ。わい曲だった。しかし民主党は「子供たちが絶叫している時に、朴槿恵(パク・クンヘ)青瓦台は笑っていた」と主張した。セウォル号惨事当日、体育館でカップラーメンを食べる閣僚の写真が公開され、世論から激しいバッシングを受けた。食事はしなければならないが、弁解は通用しなかった。

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