陳重権氏「セウォル号事故犠牲者に『ありがとう』だなんて…あの時、文大統領に大きな違和感」

「チョ国に『心の負い目を抱えている』と言った時は倫理意識が公職に合うか懐疑」

陳重権氏「セウォル号事故犠牲者に『ありがとう』だなんて…あの時、文大統領に大きな違和感」

 陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授は8日、フェイスブックに「文在寅(ムン・ジェイン)大統領に大きな違和感を抱いたことが3回ある」と投稿した。

 最初は文大統領が2017年に口にした「ヤンニョム(スパイス、合わせ調味料)」発言だという。同氏は「熱狂的な支持者の乱暴な振る舞いを『民主主義を多彩にしてくれるヤンニョム』と正当化した時、この方(文大統領)は何か変だという気がした」と述べた。

 2回目は、文大統領が2017年3月に全羅南道珍島の彭木港に設けられた貨客船「セウォル号」沈没事故犠牲者の焼香所芳名録に「子どもたちよ。君たちはろうそく広場の星だった。君たちの魂が1000万のろうそくになった。申し訳ない。ありがとう」と書いたこと=写真=だ。この事故の犠牲者の多くは修学旅行中の高校生たちだった。陳重権氏は「いったい『ありがとう』という言葉はどう理解すべきなのか。まだ私はその言葉の意味を合理的に解釈する方法を見いだせずにいる」と言った。

■外国人に聞く、韓国と聞いて思い浮かべる人物2位は防弾少年団、文在寅大統領は?

 3回目は、文大統領が今年初めの新年記者会見で「(チョ国〈チョ・グク〉前法務部長官に対して)とても大きな心の負い目を抱えていると考えている」と述べたことだ。陳重権氏は、「『あの方(文大統領)の倫理意識や判断能力は果たして公職を任せるのに適しているのか』という根本的な懐疑心を抱くようになるもの」と書いた。

 陳重権氏はまた、「今、目の前で行われるすべてのことが大統領と何の関係もないと言えるだろうか。もしそうならば、大統領は『かかし』だということにしかならない。チョ国の偽善は個人の偽善ではなく政権の偽善であり、(共に)民主党の偽善であり、大統領の偽善だ」と批判した。

◆外国人に聞く、韓国と聞いて思い浮かべる人物2位は防弾少年団、文在寅大統領は?

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
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