Kウェブトゥーン快進撃…カカオ「ピッコマ」、世界最大市場の日本で7月売上1位

Kウェブトゥーン快進撃…カカオ「ピッコマ」、世界最大市場の日本で7月売上1位

 韓国のインターネット・サービス大手企業「カカオ」の漫画配信アプリ「ピッコマ」(piccoma)=写真=が世界最大の漫画市場である日本で先月、アプリ売上1位を達成した。韓国のウェブトゥーン(Webtoon=ウェブ漫画・デジタルコミック)が紙漫画主流の日本でも通用する可能性を示したものだ。

 カカオは10日、「グローバル・アプリ調査会社『App Annie』の調査の結果、ピッコマは先月、アプリ配信ストア「グーグルプレイ」と「アップストア」の日本の非ゲーム部門でアプリ売上1位になった」と明らかにした。ピッコマが日本でアプリ売上1位を記録したのは、2016年に4月に日本でサービスを開始して以来、初めてのことだ。

 ピッコマは日本進出以降、毎年2倍以上も売上が成長してきた。今年4-6月期の取引額は前年同期比2.5倍増だった。ピッコマは昨年10-12月期から3四半期連続で営業黒字を出している。

 後発組のピッコマが漫画大国・日本で急成長できた要因は、韓国のウェブトゥーン(Kウェブトゥーン)にある。先月ピッコマに掲載された約2万作品のうち、韓国人漫画家のウェブトゥーンは1.3%に過ぎないが、全売上の35-40%を上げている。ピッコマは紙の漫画本が中心の日本市場で初めからスマートフォン読者の攻略に出ていた。

■世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本は?

 ネイバーも1-2年前から韓国にとどまらず世界の漫画市場で確固たる地位を固めている。ネイバー・ウェブトゥーンは現在、韓国・米国・欧州など100カ国のグーグルプレイ・アプリマーケットで漫画分野の収益1位を記録している。今月2日には業界で初めて有料コンテンツの一日取引額が30億ウォン(約2億7000万円)を突破した。先月のグローバル月間アクティブユーザー数(MAU)も6500万人を超えた。今年4-6月期のグローバル取引額は1年前より57%成長した。特に米国では月間決済者数が1年前に比べて2倍、決済者1人当たりの決済金額も50%増加した。ある情報技術(IT)業界企業の役員は「マーベル・スタジオの映画を脅かすほど多様なキャラクターやストーリーで武装したKウェブトゥーンは音楽・ドラマに続く韓流コンテンツとしての可能性を示している」と語った。

◆世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本は?


崔仁準(チェ・インジュン)記者
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