文大統領が称賛していた学者も「親日」だった

報勲処の叙勲審査から3度脱落

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2017年に光復節の慶祝演説で「光復をつくった主人公」の一人として言及したA学者に、親日履歴のあることが20日までに判明した。文大統領が光復節でこの学者に言及すると、報勲処は再び叙勲審査を行い、科学技術情報通信部(省に相当)や特許庁などは2019年にこの人物に集中してスポットライトを当てた。

 保守系最大野党「未来統合党」の尹柱卿(ユン・ジュギョン)議員が20日に報勲処から受けた報告によると、この学者は叙勲審査を3回受けたものの、全て脱落した。報勲処は、叙勲不可事由として「A学者が幹部を務めた団体で『国民精神総動員連盟』に加入する会議を開いたが、この会議にA学者が出席していた」と説明した。国民精神総動員連盟は日帝が1930年代末、中国侵略など戦争を拡大・督励するためにつくった政府筋の団体だ。大統領は、演説で親日行跡がある人物に言及したのだ。報勲処は2018年にもこの学者について3度目の叙勲審査を行ったが、棄却した。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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