日本でもうわさのウイスキー狂「韓国産、必ず造ります」

NHKでも紹介されたキム・チャンス代表

 帰国した竹鶴は1923年、大阪の山崎に日本初のウイスキー蒸留所を開設する。12年後には北海道に余市蒸留所を建設し「ニッカウイスキー」を生産した。キム代表も帰国後にウイスキー輸入会社、免税店、ウイスキーバーを経て今年初めに金浦に蒸留所を開設した。キム代表は「現在運営中のCSバーは来月までで終了し、ウイスキー製造に没頭する計画」と話した。

 キム代表は自国のウイスキーが必要に理由を三つ挙げた。「一つ目は、ウイスキーは穀物で作れる最も高付加価値な産業だから。二つ目は、ウイスキー愛好家たちのお金を国内に引き込むことができる。最後に三つ目は、プライドが傷つくじゃないですか。われわれはこんなにお酒の好きな民族なのに。日本や台湾など、それなりのレベルの国はどこも高級ウイスキーを生産している。『お前の国にはどんなウイスキーがある?』と聞かれたとき、悔しかったんですよ」

 ウイスキーをおいしく味わう方法について、竹鶴は「水割り」を勧めた。キム代表は「一気に飲まず、少しだけ口に含んで広げる感じ」で飲むことを勧めた。キム代表は竹鶴の自伝を翻訳しながら、「謙遜と正直」を学んだと話した。「自伝を読むと、この方は『私が何々をした』ではなく、『何かあるたびに貴人が現れた』と書いているんです。そのような人なので、ものすごく正直にウイスキーを造ったことでしょう。私もそんなウイスキーを造りたいと思っています」

イ・ヘウン記者
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