その上でビーガン副長官は「クアッドで始まること、4カ国で始まることが極めて重要な出発」だと発言した。まずは米日豪印間の4カ国協力から公式制度化したいという意味だ。ビーガン副長官は「それがトランプ政権の2度目の任期、もし(トランプ)大統領が勝利できなければ別の大統領の最初の任期において、大いに検討してみるに値すること」「NATOすらも、相対的に平凡な期待値を持って出発した。当時のNATO加盟国は12カ国で、こんにちでは27カ国だ。小さく始めて、加盟国を増やしていくことができる」と語った。
韓国政府は、中国との関係を考慮してクアッド参加には微温的な側にある。インド・太平洋戦略と連携するクアッド構想を最初に国際社会へ提示した人物が、日本の安倍晋三首相だったので、余計そうした面もある。