「人肉食べたい」 韓国の外交官の口からこんな言葉が…

 その後、外交部の監察担当官室は今月16日、特定の職員に対する2度の暴言および上級者への不適切な発言1件など、計3件のみ確認したとの調査結果をイ・テギュ議員室に提出した。イ議員室は、A副領事官が3件の言行不正で長官名義の警告を受け、在シアトル総領事館は注意処分を受けたと明らかにした。A副領事は現在も当該公館に勤務しているという。

 情報提供者らは、A副領事がシアトルに赴任する前まで外交部監査官室に勤務していたため、外交部が監査官室の名誉失墜を防ぐために「身内擁護」に乗り出したと指摘した。また、職員たちに対する対面での聞き取り調査を行わないのは、A副領事に不利な発言が出ることを恐れて事前に措置を講じたものだと主張した。

 イ・テギュ議員は「2019年8月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領は『全ての在外公館所属の行政職員に対する不当待遇の点検など厳正な在外公務員服務管理』を指示した」とした上で「外交部内の綱紀の緩みと、部内の不正行為根絶に向けた康京和長官の意志不足を露呈する実際の例だ」と指摘した。

 事件に関連し、外交部が資料提出に消極的だった点も指摘された。イ議員室は「事件に関して監察書類の提出または閲覧を求めたが、これらは全て拒否された」として「監察がきちんと行われたとは考えにくいという合理的な疑念を釈明できず、結局は事件の縮小・隠蔽(いんぺい)疑惑を増幅させた」と指摘した。

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ノ・ソクチョ記者
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