【萬物相】「竹槍部隊」が突然「土着倭寇」になったワケ

 ところが、最近与党から出てくる話は180度違う。突然、国家情報院院長や与党議員たちが相次いで日本に飛び、「平和五輪になるよう積極的に支援する」と言った。与党の院内代表は「新型コロナに疲れた全世界の人々を癒す東京五輪になるよう期待する」と語った。猫もしゃくしも東京五輪を祭り上げている。極端な親文在寅(ムン・ジェイン)派が見れば、完全な「土着倭寇(わこう)」だ。「竹槍部隊」が突然「土着倭寇」になったワケが気になる。

 今、文在寅大統領は東京五輪のことで頭がいっぱいだという。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と米大統領選で当選を確実にしたバイデン氏を東京に呼び、南北米日首脳会談というイベントを繰り広げようということだ。「平昌冬季五輪」のような夢だ。これを実現させるには日本との関係が良くなければならない。今後、徴用問題・慰安婦問題などで何らかの譲歩をするかもしれない。バイデン氏がこのイベントに応じるかどうかは未知数だが、新型コロナも問題だ。今、米国とヨーロッパはコロナ・パンデミックが始まって以来、最悪の感染状況を迎えている。フランスは感染した医師が診療をしているありさまだ。日本の状況も尋常ではない。韓国の「竹槍部隊」は東京五輪開催成功のため、新型コロナワクチンの登場を祈らなければならないところまで来ている。

イム・ミンヒョク論説委員

■「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、TOP10は?

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