「子どもが欲しいと思った」 41歳日本人女性の非婚

韓国でタレント活動の藤田小百合、日本で精子提供受け出産

 決意は固かったが、非婚で出産することを公表するのは容易ではなかったという。藤田さんは「日本で臨月の時、『お父さんは韓国人でしょう?』と聞かれて、私は『はい、韓国人です』と答えた。相手がきまり悪く感じるのではないかと思って、そう答えた」「これからは息子のためにも正直に話したい」と言った。

 藤田さんのニュースは、少子化や中絶など女性の人権と出産に関する論議が熱い韓国社会に「非婚女性の出産する権利」という課題を投じた。「非婚」と「出産」が両立できる勇気ある決定に、多くの声援や支持が寄せられている。インターネット上では、「妻や嫁という地位にとらわれず、母親の地位のみを選択できるという事実が新鮮だ」「子どもを望まずに中絶しても処罰され、切に望んで一人で産もうとしても処罰される現実は矛盾している」という声が上がっている。

 一部には「子どもが父親の不在を感じるかもしれない」という懸念の声もあるが、藤田さんは「テコンドーも習って、スポーツも一緒にする」と言った。父親の不在を理解させる方法についても悩んだという。藤田さん「『パパ』という言葉の代わりに『ギフト(gift=贈り物)』さんと呼ぶことにした。贈り物のような子どもをくれた人だから」「ママもパパに会ったことがないけど、あなたが生まれることを手伝ってくれたと正直に言いたい」と語った。

 そして、「日本も韓国も、赤ちゃんを産まない。それなのに、赤ちゃんが欲しいという人を助けてくれない。社会の視線が変わればと思う」と語った。

■子どもが住みやすい国8位は韓国、日本は?

ソン・ホヨン記者
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