これからは入れ墨があっても警察官になれる

「身体検査の改善案」行政予告

 今後はタトゥーや入れ墨がある人でも警察官になれるようになった。これまでは警察官志願者の体にタトゥーや入れ墨があった場合、ほとんど不合格にしていたが、これからはその内容が人に嫌悪感を催させたり、他人に見えるところに入れられたりしたものでなければ問題にしないというものだ。

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 韓国警察庁はこうした内容が盛り込まれた「警察公務員採用身体検査基準改善案」を行政予告したと22日、明らかにした。警察庁はタトゥーや入れ墨の判断基準を改善することにした。これまでは「施術動機・意味および大きさ」を基準にタトゥーや入れ墨が適切かどうかを判断していたが、これを「内容と露出する部分にあるかどうか」に変える方針だ。

 改善案によると、暴力的・攻撃的であったり、恐怖感を生む内容、性的羞恥心を引き起こす内容、特定の人種・宗教・国籍・政治的信念をさげすむ内容、犯罪のイメージを誘発したり、警察官のイメージを損なったりする内容でないもので、警察官の制服を着用した時にタトゥーや入れ墨が見えない程度なら、身体検査を通過できることになる。

 警察関係者は「今までは志願者の体にタトゥーや入れ墨があると、ほとんどが不合格になった」「これからは内容に対する細部の基準に違反せず、外部に露出しないなら、不利益を与えないという意味だ」と語った。2014年から2017年まででタトゥーや入れ墨により身体検査が不合格になった事例は15件あった。

 警察は来月3日まで今回の予告案に対する国民の意見を募った後、規制改革委員会や警察委員会の審議などを経て、来年から新たな基準を適用する予定だ。

クォン・スンワン記者
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