【独自】産業部が削除したファイル444件の中に「北朝鮮原発建設」報告書が10件余りあった

 しかし、官庁関係者の間では、「時期が妙だ」という声が上がっている。産業部が「北朝鮮原発建設推進」報告書を10件余り作成した2018年5月初めから中旬にかけては、同年の第1回南北首脳会談があった直後だった。また、この報告書が作成された直後だった、同年5月末には現政権による第2回南北首脳会談が行われた。元経済関連部処(省庁)の関係者は「現政権の第1回南北首脳会談と第2回南北首脳会談の間に産業部が北朝鮮地域原発建設関連報告書を集中的に作成し、北朝鮮軽水炉支援事業の経験がある専門家たちまで探していたとしたら、単なる長期的展望の報告書だと見なすのは難しい」と言った。

 監査院は、月城1号機の早期閉鎖に関する監査を進めていた昨年12月2日、産業部原発担当者のパソコンを押収し、その中に保存されていた文書ファイル444件が削除されているのを確認した。監査院はこのうち324件を復元、このうち2018年5月初めから中旬にかけて作成された北朝鮮原発建設推進関連報告書を10件余り発見したとのことだ。監査院はこの報告書10件余りを含め、産業部が削除した内部文書のリスト444件を、同事件を捜査中の検察に先日送付したとのことだ。

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チョ・ベッコン記者
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