姉・孫恵園の「木浦投機疑惑」を指摘した弟、フィリピンで遺体で発見

「姉は他人名義の不動産31件保有」

姉・孫恵園の「木浦投機疑惑」を指摘した弟、フィリピンで遺体で発見

 共に民主党の孫恵園(ソン・ヘウォン)元国会議員(65)の弟(63)が4日午前10時半(現地時間)ごろ、フィリピン北部パンパンガ州アンヘレス市のホテル客室内で遺体で発見された。弟は昨年、姉の孫恵園議員の不動産投機疑惑を指摘し、論議を呼んだ後、フィリピンで生活してきたとされる。

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 韓国外交部などによると、弟の遺体は4日、ホテルの客室で現状を悲観する遺書とともに発見された。ホテル側は2-3日も外出がなく、電話も取らないため、客室内に立ち入り、死んでいるのを発見した。

 在フィリピン韓国大使館は現地の韓国人会などを通じ、事件を把握し、現地捜査当局から死亡事実を確認した。フィリピン警察は他殺を示す痕跡はなく、遺書が発見されたことからみて、自殺を図った可能性が高いとみている。遺書の内容は判明していない。

 孫元議員の弟は昨年2月28日、ソウルで記者会見を開き、不動産投機疑惑が指摘された孫議員の疑惑を追加で暴露。「これまでに明らかになった他人名義の不動産24件以外に7件ある。事実でなければ、私を告発しても構わない」などと発言した。弟は独自に確認した結果、孫元議員の側近4人を通じ、木浦市の近代歴史文化空間にある土地7区画を別途保有していると主張した。その際、「(姉の)孫恵園は自身の疑惑が指摘されると、不動産には関心もなく、投機を行った事実もないと主張しているが、夫名義の不動産で多額の利益を得たことがある」と発言していた。

ノ・ソクチョ記者
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