今年6月に「哨戒艦『天安』爆沈の主犯」とされる金英哲(キム・ヨンチョル)が韓国国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官を名指しし「軽薄で愚昧(ぐまい)だ」と非難した。それから2カ月後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は国防長官を交代させた。北朝鮮が開城の南北連絡事務所を爆破した後には統一部長官が辞任した。金与正氏は康京和長官に対して「代償を払うようになるだろう」と脅迫した。文大統領は「存在感のない外交部長官は交代すべきだ」との指摘にはこれまで一切応じようとしなかったが、今回文大統領が最も重視する金氏兄妹から外交部長官への非難が飛び出した。これに文大統領がどのような反応を示すかに注目が集まっている。