ソ・ミン教授「文政権ワクチン確保はウソ、『504号』を空けておかねば」

韓国政府「インターネット・ショッピングの『カート』にだけ入れて国民欺まん」
「ファイザーとモデルナ、来年末までに韓国に送る在庫なし」

ソ・ミン教授「文政権ワクチン確保はウソ、『504号』を空けておかねば」

 韓国政府の新型コロナウイルス予防ワクチン4400万人分確保発表について、檀国大学医学部のソ・ミン教授が「実際に契約したのはアストラゼネカだけなのに、4400万という虚数を前面に出して国民を欺こうというもの」「文在寅(ムン・ジェイン)政権の人々がすることがすべてそうであるように、これもウソだ」と述べた。ソ・ミン教授は9日、自身のブログに「オオカミ少年・朴凌厚(パク・ヌンフ、保健福祉部長官)ウソ大解剖」という題の文章を載せ、文政権のワクチン購入計画に対して一つ一つ反論した。

 まず、ソ・ミン教授は「購入確定書(ファイザー、ジョンソン・アンド・ジョンソン-ヤンセン)や供給確約書(モデルナ)はその名前ばかりはもっともらしいが、インターネット書店で本をカートに入れたというのと同じだ」と批判した。朴凌厚長官が「アストラゼネカとは既に契約を完了し、ファイザー、ジョンソン・アンド・ジョンソン-ヤンセン(購入確定書)とモデルナ(供給確約書)とは法的拘束力のある合意を通じて購入量を確定した。今月中に正式契約を締結する予定だ」と説明した。だが、ソ・ミン教授は「カートに入れても在庫がなければ本を受け取れない。ファイザーやモデルナには来年末まで韓国に渡すワクチンが残っていない」と語った。

 ソ・ミン教授はさらに、「はるかに安全なファイザーやモデルナを『副作用があるかもしれない』と懸念していた保健当局が、突然『アストラゼネカの副作用は大きくはない』と騒ぎ立てるのは本当に笑える」と言った。「自分たちが手に入れたのが全部だから、きまり悪くてもそれを賞賛するもの」と、アストラゼネカのワクチンの問題点を指摘した。また、「第3相臨床試験を既に終えているファイザーやモデルナとは違い、アストラゼネカのワクチンはまだ第3相臨床試験を通過していない」「アストラゼネカのワクチンは臨床試験時、55歳以上の高齢者はいれていないし、ほかのワクチンより副作用がひどかったなど、さまざまな問題点がある」とも言った。

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チョ・ユジン記者
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