バイデンと菅のために…「ケネディの娘」が動く

およそ4年にわたり駐日米国大使を務める
菅とは毎月食事するほど親しい関係
来年の首脳会談を前に水面下で橋渡し

 昨年5月に当時官房長官だった菅首相が米国を訪問した際には、ケネディ氏が菅氏を自宅に招待した。その際、ケネディ氏は漢字で「令和(徳仁日王時代の年号)」と書かれたケーキで菅氏を迎えた。菅氏が昨年4月に新たな年号の令和を初めて公表し、これによって日本国民の間で菅氏の支持率が上がったことを思い起こさせた。

 ケネディ氏は米民主党内では今なお大きな影響力を持っている。今年8月の民主党大会ではクリントン元大統領と共にバイデン氏を支持する演説を行った。バイデン氏とはいつでも電話ができるほど親密な関係のケネディ氏が、来年1月に政権が変わった後には再び政権に入るとの見方も出ている。

 ケネディ氏の後任として駐日大使となり、先月上院議員に当選したウィリアム・ハガティ氏とも菅首相は関係が深い。菅氏は官房長官のときにハガティ氏とも毎週食事をしながら両国関係を調整してきた。ハガティ氏は昨年7月にテネシー州から上院議員選挙に出馬するため駐日大使を辞任し、先月大統領選挙と同時に行われた上院議員選挙で当選した。共和党所属のハガティ氏も今後は外交ルートを通じて日本を後押しする可能性が高そうだという。

■「アジア・パワー指数」1位は米国、韓国7位…日本は?

東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • バイデンと菅のために…「ケネディの娘」が動く

right

あわせて読みたい