K防疫の核心である追跡調査では、感染拡大の勢いを止めにくくする小規模集団感染や感染経路不明の感染者が大幅に増加しており、しばらくの間、「第3波」が続くのではという懸念が出ている。2日から15日までの2週間で発生した新規感染者1万279人のうち、4人以下の小規模集団感染事例は43.2%(4445人)で、感染経路が分からない「調査中」の事例は22.7%(2329人)だ。
5人以上の集団感染も病院や建設現場、宗教施設、学校などさまざまな日常空間で連日広がっている。12日に初の感染者が発生した忠清南道唐津市のナウム教会関連集団感染は隣の瑞山市にある祈とう院にも広がり、17日昼12時現在、感染者が合計119人に達している。
このほかにも慶尚北道尚州市のキリスト教宣教団体「インターコープ宣教会」が運営する研修施設「BTJセンター」で集団感染が発生したことが分かり、防疫当局が疫学調査に乗り出した。防疫当局は17日、「11月27日と28日に尚州市内にあるBTJセンターを訪れた人は、最寄りの保健所の選別診療所(検査所)で検査を受けてほしい」という緊急災害メッセージを発信した。この二日間に同センターで信者ら約500人が行った1泊2日の研修により、大規模感染拡大が起こる可能性があると防疫当局では懸念している。イ・サンウォン分析官は「感染者に対する重複経路調査過程で、11月27日と28日の二日間、インターコープ宣教会の集まりに参加した人の中で感染者が多数発生していることを確認した。感染リスクが高いと見るべきで、ほかの流行にもつながる恐れがあると判断した」と語った。