【独自】プライバシーの侵害を理由に…韓国警察「法務部次官タクシー運転手暴行事件」通報音声の提出拒否

【独自】プライバシーの侵害を理由に…韓国警察「法務部次官タクシー運転手暴行事件」通報音声の提出拒否

 李容九(イ・ヨング)法務部次官によるタクシー運転手暴行事件で、警察が「112番(日本の110番に相当)通報音声記録」の国会提出を拒否していたことが23日、確認された。音声記録を非公開とする理由は「プライバシーを侵害する恐れがある」というものだった。当時、李容九次官の暴行事件を内査し、終結したソウル瑞草警察署長は現在、職務を放棄したとして市民団体によって告発されている状態だ。野党は「同じ犯罪でも権力者がすればプライバシーになるのか」と批判している。

 野党・国民の力の金度邑(キム・ドウプ)議員室によると、警察は先月、李容九次官がタクシー運転手を暴行した直後になされた112番通報の音声記録提出要求に対し、「個人のプライバシーを侵害する恐れがあり、提供できない」と書面で回答したとのことだ。警察庁側は「(加害者が)法務部次官だということは誰もが知っている状況だ」「音声記録が提出されれば、その方の立場としては『ん? 私のプライバシーが出ているな』と、このように問題提起する恐れがある」と説明した。そして、「通報者としても、『これがなぜ出ているのか』と考える可能性がある」「112番音声記録提出に同意するかどうかは、(被害を受けたタクシー運転手に)別途聞いてはいない」としている。

■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は39位、北朝鮮は?

キム・ヒョンウォン記者
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