【社説】朴相基元法務部長官と李盛潤・ソウル中央地検長がねつ造隠蔽の共犯、世の中にこんな国があろうか

 2019年3月、韓国法務部と一部検事が金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官の出国禁止を文書ねつ造と不法行為で強行したという情報提供は、政権の指示さえあれば、いつでもどこでも不法行為とねつ造で国民の人権を蹂躙(じゅうりん)できるという事実を示している。こうしたことがいわゆる民主化政権で行われた。「民主化運動」は見かけにすぎない。

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 出国禁止は徹頭徹尾不法だった。金元次官は当時被疑者ではなく、金氏に対する出入国記録照会は違法だ。ところが、金元次官は出国禁止に先立ち、177回も出入国記録が照会されていた。特定の時期には3分に1回の割合で照会が行われていた。法務部の出入国担当公務員が行ったものだった。その不法行為の最高責任者として当時の朴相基(パク・サンギ)元法務部長官の名前が挙がっている。情報提供者は申告書で朴元長官が「法務部の公務員が無断で出入国情報を照会した事実を知りながら黙認した」「不法な出国禁止である事実を知りながらも承認させた」と指摘している。

 法務部長官だけでなく、大統領の手足とされる李盛潤(イ・ソンユン)ソウル中央地検長も介入した。出国禁止要請書は「虚偽」の事件番号と内部調査番号が付された偽造公文書だった。その上、直接の担当部署であるソウル東部地検長の職印すら押されていない。それでも法務部は出国禁止を承認した。その後、李盛潤地検長がソウル東部地検の関係者に「内部調査番号を追認したことにしてくれ」と告げ、不法と偽造を隠蔽しようとしたという。法務部長官と検察幹部が共犯というのは憲政史上例がないことだ。この2人は口を閉ざし、一言も弁明していない。現政権は大統領から下まで犯罪が発覚するととにかく口を閉ざして隠す。政権の応援団になったメディアもそれに倣って沈黙する。やり過ごして選挙にさえ勝てば全てをうやむやにできると考えているのだ。世の中にこんな国があろうか。

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  • ▲金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官

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