【社説】親文在寅団体から圧力を受けた与党議員らが誓約書提出、これが政権の実態だ

 「景気が乞食みたいだ」と述べた市場の商店主はその電話番号が流出し、魔女狩りを受けた。中国で現地取材を行った記者が中国公安(警察)から集団で暴行を受けた際には「殴られて当然」と言った。秋美愛長官の息子による休暇特恵疑惑を暴露した当直兵はムンパの攻撃を受けた影響で、「精神科の治療を受けたいほど」と述べた。今や進歩陣営の議員たちさえも「ムンパは民主主義の障害」と言いだすほどだ。誓約を行った議員らはSNS(会員制交流サイト)に公開した誓約書をこの日取り下げたが、与党内からも「非常に心配」という声が上がっている。

 文大統領はムンパを利用し、ムンパの過激な行動を「薬味」と呼んで擁護した。李洛淵代表も「党のエネルギー源」と賞賛した。それによってムンパは誰も手をつけられない権力の紅衛兵になった。文大統領と与党執行部はその後もムンパの過激な行動を制止しなかった。「ノサモ」と呼ばれた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の支持者らは盧元大統領が掲げた方針や政策に熱狂した。これに対してムンパはある個人に対する無条件の崇拝、そして相手に対する怒りや攻撃に変質した。盲目的なファン政治の弊害は今も米国でトランプ大統領の支持者の動きに見ることができる。文大統領はこの点に留意しなければならない。

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