金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官に対する違法な出国禁止措置疑惑に関連し、法務部職員が緊急出国禁止要請書が届いてもいない段階で金元次官の出国を制止するために出動していたことが14日までに分かった。上部の指示もなく、法務部職員が動くはずはないと指摘されている。法務部や青瓦台などの介入疑惑が強まっている。
本紙が入手した仁川空港の監視カメラ映像と公益申告書を総合すると、金元次官は2019年3月22日午後10時48分、出国審査を終え、23日午前0時20分に出発するタイ・バンコク行きの便を待っていた。この時点で金元次官は出国禁止状態ではなかったため、出国審査を無事に通過した。
金元次官の出入国情報を繰り返し照会していた仁川空港情報分析課職員は22日午後10時52分、金元次官が出国審査場に入ったのを確認した。情報は直ちに法務部出入国・外国人本部を経由し、大検察庁過去史真相調査団に伝えられた。法務部が大検察庁真相調査団所属のイ・ギュウォン検事名義による緊急出国禁止要請書を受理したのは23日午前0時8分だった。