「チョ・グクの娘の入学、なぜ取り消さないのか」…市民団体が釜山大学総長を告発

「チョ・グクの娘の入学、なぜ取り消さないのか」…市民団体が釜山大学総長を告発

 チャ・ジョンイン釜山大学総長がチョ国(チョ・グク)前法務部長官の娘チョ・ミン氏の同大学医学専門大学院入学を取り消さないという理由で検察に告発された。市民団体「法治主義を正す行動連帯」が18日、大検察庁前で記者会見を開き、チャ・ジョンイン総長を職務放棄で告発した。同連帯は「チョ・ミン氏が志願した時の医学専門大学院募集要項によると、入学後、不正な方法で入学した事実が発覚した場合は入学を取り消し、卒業した後も学籍抹消措置を取るとなっている」「裁判を通じてチョ・ミン氏が釜山大学医学専門大学院に提出した経歴が偽りであると明らかになったのにもかかわらず、入学を取り消さないのは職務放棄だ」と主張した。

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 先月23日、ソウル中央地裁刑事合意第25-2部(イム・ジョンヨプ裁判長)はチョ国前長官の妻・鄭慶心(チョン・ギョンシム)東洋大学教授による子の入試不正疑惑をめぐる判決で、チョ・ミン氏が釜山大学医学専門大学院受験のために使った東洋大学総長名義の表彰状や韓国科学技術研究院(KIST)インターン確認書などの4つの経歴書類がすべて操作されたものだと述べた。しかし、釜山大学側は「大法院判決が出たらチョ・ミン氏の入学を取り消すかどうか審議する」として、判断を先送りしたため、物議を醸していた。釜山大学が入学取り消しの判断を先送りし、医師国家試験志願資格を維持することになったチョ・ミン氏はこのほど国家試験に最終合格し、医師になる準備をしていると言われている。

 釜山大学ロースクール教授のチャ・ジョンイン総長は「民主社会のための弁護士会(民弁)」出身だ。2017年8月に発足した法務部傘下の法務・検察改革委員会第1期委員で、チョン・ハンジュン韓国外国語大学ロースクール教授、ハン・インソプ刑事政策研究院院長らと共に活動した。2000年の第16代国会議員選挙では新千年民主党の慶尚南道昌原選挙区から出馬したが落選している。

ピョ・テジュン記者
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