「いじめ加害者よ、お前も同じようにやられてみてどんな気持ち?」

ウェブ漫画『サイコリベンジ』『弱いヒーロー』加害者に逆加害する作品相次ぐ
「10代がいちばんよく見るウェブ漫画メディア…暴力に対する認識変化を応援」と評価

 最近続出している匿名の暴露は、いまだに学校で暴力的ないじめが横行し、被害者の苦痛が卒業後も続いているという傍証だ。昨年11月に完結したウェブ漫画『人生存亡』はいじめで夢をなくし、言葉もうまく出なってしまった主人公が、卒業後偶然に加害者と再会することで始まる。加害者は「よく覚えていないけど、ごめん」と紙幣を数枚渡す。主人公は「謝罪を受けた」と恥を感じて逃げ出し、転落事故に遭う。すると、なぜか学生時代に戻った主人公の体の中に加害者の魂が宿り、呪いが発動する。呪いを解くには、加害者は自分の罪をもう一度たどりなおし、更生しなければならない。この過程で、ウェブ漫画は「人に接するすべ」まで失う被害者の無残な後遺症をあらわにする。「だが、お前らは最後まで悪魔だった…」。

 一連のウェブ漫画はすべてポータルサイト「ネイバー」のウェブ漫画サイト「ネイバー・ウェブトゥーン」に連載されている。10代が最も多くアクセスするウェブ漫画プラットフォームだ。世宗大学のハン・チャンワン教授は「読者にとって弱者と共に怒り、協力者やヒーローを登場させるというストーリーはファンを作るのに容易な戦略」「暴力に対応する暴力は暴力ではないという考えが固定観念化されているからこそ、可能な設定だ」と語った。

■子どもが住みやすい国8位は韓国、日本は?

チョン・サンヒョク記者
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