満13歳以上は免許不要…規制緩和で電動キックボード事故57%増

満13歳以上は免許不要…規制緩和で電動キックボード事故57%増

 昨年12月に電動キックボードの規制が緩和されて以降、関連事故が前年比で60%近く増加したことが分かった。韓国警察庁が7日に明らかにしたところによると、規制が緩和された昨年12月10日から今年1月31日までで合計77件の電動キックボード関連事故が発生したという。これは、前年同期の事故発生件数(49件)より57%高い。年齢別では、キックボードを主に利用する10-20代の事故がそれぞれ2倍以上に増えたことが分かった。同期間中、21-30歳のキックボード利用者の事故件数は10件から25件へと2.5倍になり、20歳以下の事故件数も8件から18件へと増えた。

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 国会は昨年5月に道路交通法を改正し、既存の小型バイクのように「原動機付自転車」と見なされていた電動キックボードを、事実上の「自転車」と同じく扱うように規制を緩和した。これにより、昨年12月10日から満13歳以上であれば運転免許証なしで電動キックボードを利用できるようになった。法改正前は「原動機付自転車免許証」を持つ16歳以上のみが電動キックボードに乗ることができたが、その「敷居」を大幅に下げたものだ。また、車道しか乗れなかったこれまでとは違い、自転車用道路でも乗れるようにした。ヘルメットなどの保護具着用は義務化したが、罰金の規定はなくした。「事故が徐々に増えているさなかに、国会はかえって規制を緩和した」と批判の声が高まると、国会は昨年12月、運転免許証なしで電動キックボードに乗ることができなくなるよう、再び法を改正した。改正法は今年4月に施行される。

ウォン・ウシク記者
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