アンドロイドスマホの障害原因はグーグル、後始末はサムスンとLG

アンドロイドスマホの障害原因はグーグル、後始末はサムスンとLG

 23日午前8時ごろ、サムスン電子の「ギャラクシー」をはじめ、基本ソフト(OS)にアンドロイドを搭載したスマートフォンでメッセンジャーアプリのカカオトーク、ポータルサイトアプリのネイバー、送金アプリのトスなどが使用できない現象が起きました。朝から職場で「連絡ができない」「金融取引ができない」などと不便を訴える声が相次ぎました。

 騒動の発端はスマートフォンの基本ソフトであるアンドロイドを構成する「システム・ウェブビュー」と呼ばれるアプリでした。最近グーグルは問題のアプリをアップデートしましたが、既存のアプリとの相性が悪く、エラーが発生したと推定されます。ウェブビューはアンドロイド上でウェブコンテンツの表示を支援するアプリです。

 ところが、解決方法を告知したのは、グーグルではなく、サムスン電子、LG電子などスマートフォンメーカーでした。サムスン電子は正午ごろ、ギャラクシーのアプリ「サムスンメンバーズ」とサムスン電子サービスのウェブサイトでウェブビューを削除するよう緊急告知しました。サムスンのモバイルストアとサービスセンターは自分のスマホが故障したと思った中高年の顧客で混雑しました。LG電子サービスセンターも同様でした。従業員は顧客に一人ひとり使用法を説明するのに必死でした。「ちゃんとスマホを作れよ」と叫ぶ客もいました。過失はグーグルにあるのに、後始末はメーカーの役目というおかしな状況が起きたのでした。

■2020年世界スマホ生産2位はアップル、サムスンは?

チョン・ヒョンテ記者
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